● IPPCマーク
IPPCマークは国際植物防疫条約により定められている輸出梱包木材が熱処理済みであることを証明するマークのことをいいます。輸出貨物で梱包木材を使用している場合、このスタンプがないと熱処理をされているとみなされないため、向地港で荷揚げが困難になり返送される場合があります。
● ISPM No.15
International Standards for Phytosanitary Measures No.15の略。輸出国に対し、木材梱包材について植物検疫措置に関する国際基準ISPM No.15「国際貿易における木材こん包材の規則」(以下「国際基準」と呼びます。)に即した消毒、表示等を行うことを要求しています。"
● LVL材
Laminated Veneer Lumberの略。材木をかつら剥きし、削り出された単板を繊維方向を揃えて積層、接着した木質軸材料であり、柱や梁、床ケタといった角材に使われています。集成材なので熱処理は必要なく輸出梱包用木材の代わりに広く使われています。
● アスファルトルーフィング
建築の屋根で瓦の下に敷くものですが、このルーフィングを箱の天面に貼ることで水の浸入を防ぎます。高価であるため、代用としてポリシートを使用するのが一般的です。
● 内のり寸法(内寸)
木箱の内面の寸法をいう。長さ、幅、高さの順で表します。
● エッジボード
パレットの上下板のうちで外側にある板のことを言います。
● オール合板箱
ISPM No.15の規制対象ではない合板のみを使用した梱包です。角材をLVL、板を合板で行います。熱処理のいらない梱包として需要があります。しかし梱包箱の中身が見えないため梱包木材を使用しているかの区別が困難なため、一応、IPPCマークの押印をお勧めします。
● 押さえ材
内容品を上部から固定する木材をいいます。
● 滑材
腰下に用いられる木材 スキッドとも言います。
● 滑材保護金具
重量物をクレーン荷役で運搬する時、ワイヤーロープが木材に食い込み、箱を傷つけないようにするため、ワイヤーロープをかける位置に取り付けます。